こんにちは、まめおです。
自分が理想として思い描く暮らしの舞台となる住空間は、誰もが手に入れたいと思うものではないでしょうか?
快適に安心して住み続けることができる住まいを手に入れたい!
そのために満たすべき条件やあるとうれしいスペックは、個々さまざまに広がっていくものですが、現実には費用との関係性が大きな問題となってきます。
限られた予算内でより理想に近い住まいを、環境や立地条件の良いところで確保しようという場合、新築より既にある中古のおうちを購入しリノベーションや大規模リフォームを実施する方が有効であるケースは少なくなく、こうした方法を住宅取得の方法として選択する人も増えてきました。
しかしリノベーションやリフォームの場合でも、費用面の問題は大きな課題として残ります。
物件そのものの購入は割安にすんだとしても、リフォーム費用もまとまった金額になりますから、この2種類の費用について効率良く負担する方法を考えていかなければなりません。
そこで最近注目されているのが「リフォーム一体型住宅ローン」です。
この記事ではリフォーム一体型住宅ローンについてその制度の内容について具体的に見ていきたいと思います。
この記事を読むことによって、リフォーム一体型住宅ローンの内容について理解でき、ローンのメリットなどをイメージすることができるようになると思います。
現状のリフォームローンについて
大規模なリフォーム・リノベーション・増改築の実施が必要で費用が多額となる場合、今ある金融商品のなかではリフォームローンの利用を検討することが多いかと思います。
しかし、リフォームローンは無担保ローンであるため、利用の観点からみてあまり良い条件のものではありません。
【リフォームローンの一般的な融資条件】
- 借入期間は7年程度と短期
- 限度額が500万円程度と少額
- 金利も住宅ローンに比べて高め
物件購入に住宅ローンも組んだ資金調達を考えている場合、リフォームローンとの併用で十分な資金を集め返済していくことはかなり難しくなっていたのが現状です。
これでは希望のリフォームを実施できず、理想が実現できないまま我慢して住み始めなければならなくなってしまいます。
リフォーム一体型住宅ローンとは?
- リフォームローンと住宅ローンを一体化して組めるようにしたもの。
- 返済期間も長期に設定できる。
- 金利も住宅ローンと同じ水準が適用となる。
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リフォーム工事の内容や金額・割合などにかかる制限も少なく自由に計画できる良さもあります。
- リフォーム工事代金部分を住宅ローン金利にて借り入れることが可能となる。
- 返済期間が長いため、当初の月々返済額が少額となる。
- 重くなりがちな初期の返済負担を大幅に軽減し、安定した資金計画のもと、理想の住まいの実現に向けた選択肢の幅を広げることができる。
かつては提供している金融機関が限られていましたが、最近では中古のおうちの流通促進・活用に対する関心が高まるなかリノベーションの認知も向上し、多くの金融機関がこうしたリフォーム一体型住宅ローンを取り扱うようになってきました。
各金融機関の融資内容を比較し選べる環境が整ったことも、高い利用価値を生むところとなっています。
フラット35のリフォーム一体型住宅ローンの解説
流れのイメージ
借入の申し込み
事前確認
既存住宅売買かし保険に加入
中古のおうちの購入代金に充てるつなぎ融資の実行
リフォーム工事計画の確認
リフォーム工事の実施
工事完了後の適合証明検査
リフォーム工事の代金決済時にまとめて融資を実行
つなぎ融資の返済を実行
一本化した住宅ローンとして返済の開始
- リフォーム計画による工事代金を含めた金額で審査手続きを受ける必要があること
- 既存住宅売買かし保険への加入が求められること
- つなぎ融資を使うこと
- リフォーム工事内容や費用に変更が生じた場合は再審査が必要となることから、申し込み時に十分完成イメージを固めた計画となっていなければなりません。
- リフォームを依頼する工事業者は早めに決定し、段取りを整えましょう。
- 工事業者と密に連絡をとりスケジュール調整などにも応じてくれる不動産仲介業者の協力が得られれば、より利用がスムーズになります。
- 既存住宅売買かし保険は住宅の検査と保証がセットになったもので、購入後に隠れた重大な欠陥が見つかった場合にその補修費用などが保険金でカバーできる仕組みです。
- 住宅の品質面でも安心できる要素となりますから、別途費用がかかりますが付けるようにしていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
リフォーム一体型住宅ローンの場合、住宅ローンとリフォームローンを併用する場合のように2回に分けて手続きを行う必要はありません。
その代わり、融資を申し込む際にリフォーム・リノベーションの工事計画を立て、見積書などで金額を提示することなどが必要となります。
また、リフォーム一体型ローンの資金を受け取れるのは、リフォーム工事が完了しその代金支払いを行う時点になります。
つなぎ融資を用いる場合、資金を受け取って返済するまでの期間に生じた金利分の負担も必要となってきますので、その点もきちんと考慮していきましょう。
リフォーム一体型住宅ローンだけでなく、どんなローンにもいえることですが、やはり無理のない返済計画に支えられた十分な事前準備と確認が欠かせません。
利便性がよくなったリフォーム一体型住宅ローンですが、注意点もよくチェックして賢く利用してみてください!