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【コツ】一筋縄には進まない修繕工事【賢く見積もりをとって進めるには?】

見積り

こんにちは、まめおです。

いかに価値の高い新築のマンションであっても、経年劣化を避けることはできません

どんなに優れた品質と性能をもって上部に建てられた建築物でも、完成して使用され始めれば必ず痛みが生じてきます

そのため適時適切なメンテナンスを施していくことが、快適な住環境と価値保全・向上のため不可欠となってきます。

こうした観点から、優良なマンションであれば管理組合や管理会社などがしっかりと作成した長期修繕計画書があり、これに基づいて大規模修繕工事などが実施されるのが通常です。

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しかし、いざ施工準備となると一筋縄にはいかないケースも多いのが実情です。

そこでうまく見積もりをとり、賢く無駄なく確実に適切な修繕改修を行えるように導くためのポイントを見ていきたいと思います。

この記事を読むことによって、マンションの修繕工事における見積もりの大切さを理解し、上手く修繕工事を進めていくためのコツをイメージすることができるようになると思います。

一筋縄には進まない理由

長期修繕計画書で実施時期を設定していても、実際にその時期が近づいてくると外観や機能面でさほど目立った問題が感じられていない場合、まだ行わなくてもよいのではといった意見が出ることがあります。

また逆に、どうせ実施するならより付加価値をつけてほしいトレンドを反映したさらなるリニューアルの同時実施を求める声が出ることもあります。

  1. 外観や機能面でさほど目立った問題が感じられず、まだ行わなくてもよいのではといった意見
  2. どうせ実施するならより付加価値をつけてほしいといった意見
  3. トレンドを反映したさらなるリニューアルの同時実施を求める意見 など

こうしたさまざまな意見を踏まえながら、かつ万が一気づいていない故障や劣化も早期に洗い出し、適切な工事内容の決定見積もり比較業者選定を進めていかねばなりません。

【業者選定までの注意点】

  1. さまざまな意見の整理
  2. 万が一気づいていない故障や劣化の洗い出し
  3. 適切な工事内容の決定
  4. 見積もりの比較 など
まめお

こうした作業は思った以上に大変です。

事前準備

関係者の意見が割れたままでは前へ進めませんし、計画書段階ではピックアップされていなかった対処しておくべき点がないか確認もしておきたいですから、まず事前準備として現状を可視化し的確に把握できるよう必要な診断を受けることがおすすめです。

現状を可視化し的確に把握できるよう必要な診断を受けましょう!

管理会社や建築士事務所などに相談し、建物や住宅設備の劣化度を第三者的立場のプロの目でチェックしてもらうのが大事です。

建物や住宅設備の劣化度を第三者的立場のプロの目でチェックしてもらいましょう!

この結果と長期修繕計画を突き合わせ、根拠を提示しながら必要と考えられる工事内容を議論すれば安心かつスムーズに進められます。

グレードアップを図る追加工事の実施については、区分所有者を対象にアンケートを実施し意向をまとめていくのがいいのではないでしょうか?

見積もりの取り方

希望する工事の項目がある程度決定できたら、いくつかの業者を選び現地調査を行って見積もりを出してもらいましょう

まとまった費用がかかるものですから複数業者から見積もりを取得し比較することはもちろんですが、その候補を選ぶ際も問題を残さないよう配慮が必要です。

複数業者から見積もりを取得しましょう!

候補を選ぶ際も配慮が必要です!

  1. 建物を建築した業者
  2. 管理会社の推薦業者
  3. 近隣で評判の良い業者
  4. 理事や委員会のメンバーが勧める業者 など

さまざまな事情が絡みがちですから、漫然と選び出すのではなく明確な根拠をもって候補を提示するようにしましょう。

明確な根拠をもって候補となる業者を提示しましょう!

業者の規模直近の施工実績工事保証の内容などが絞り込みのポイントになります。

【候補者選定のポイント】

  1. 業者の規模
  2. 直近の施工実績
  3. 工事保証の内容 など

多すぎても選考が困難となりますから、5~10社程度には候補を決めて見積もりを依頼します。

依頼を行う際には、できるだけ具体的にどういった工事どの範囲で希望しているか伝え、比較しやすい状態を整えておきましょう。

見積もりを依頼するときは、比較しやすいよう具体的に指示していきましょう!

見積りの比較について

提出された見積もりは、公平を期すため管理組合で一斉に開封するようにすることが望ましいのではないでしょうか。

見積もりは一斉に開封しましょう!

開封したらそれぞれの比較に入りますが、業者によって仕様や詳細な部材の数量などがどうしても異なるため比べにくいといったことが生じがちです。

可能ならば見積書の項目別比較一覧表を作り、それぞれの業者における内容単価金額を記入していきます。

比較一覧表を作成しましょう!

作成が難しい場合にはどれかひとつの業者の数量や工法を基準にして概要書を作り、同一の条件下で再び見積もりを出してもらうようにしましょう。

同一条件下での再見積もりも検討してみましょう!

一式」といった大まかにまとめた書き方をしている業者にはきちんと内訳を説明してもらい、その内容を口頭確認ではなく書面にしてもらうようにしておくことも大切です。

一式となっている内容をしっかり確認しましょう!

価格を比較する際には、工事単価だけでなく諸経費消費税にも注意し詳細部分まで丁寧に確認しましょう。

諸経費や消費税にも注意しましょう!

追加費用が発生しないよう注意し、計画した修繕予算を超えないようにします。

追加費用が発生しないかをしっかり確認しましょう!

まとめ

いかがでしたか?

今回は修繕工事にかかる見積もりの取り方比較の仕方を見てきました。

【業者選定のポイント】

予算内であれば金額にとらわれずより良い業者を見極めることも重要です!

それぞれ業者によって得意不得意がありますから、見積もりとあわせて施工実績資料も提出してもらうなどし精査することをお勧めします。

いずれにしても不明点を残さず気になる点があればその都度丁寧に確認をとって進めていきましょう。

トラブルを回避しながらうまく見積もりをとって、最適な工事の実施につなげていきましょう!